みなさんこんにちは♪
コーチングスタッフの菅沼伸彦です
皆さんは試合中自分のミスでイライラしてしまい、感情をうまくコントロールできなくなって負けてしまった、そんな経験をしたことはありませんか?
今回は自分の感情をコントロールする方法として、心理学のアルバートエリス博士による「ABC理論」を紹介します
ABC理論の「A」「B」「C」とは、ある単語の頭文字を取ったものです。
・A:Afair(出来事)
・B:Belief(受け取り方・固定観念)
・C:Consequence(感情・結果)
ある出来事(A)に対して直接に感情(C)が起こるというのではなく、その間にはその出来事に対する受け取り方(B)を持っているからである、という考え方です
例えば、試合中にミスをしてしまい、自分の技術不足にイライラしてしまった、とします。
一見「試合中にミスをしてしまった」という出来事(A)で、「イライラしてしまった」という感情(C)が発生したと考えてしまいがちです。
しかし、イライラしてしまった本当の理由はというと、「試合ではミスをしてはいけない」という受け取り方(B)があるからです。
結果的にそのイライラによって感情を支配され自分のプレーができずに負けてしまってはもったいないですよね
この場合には、「ミスをしてはいけない」というマイナスな(B)から、「あのショットのおかげで次からどのように打てばよいのか分かった」「今のショットは体の使い方は良かった」などというように、ポジティブな(B)に考え方を変えていきます。
その結果、イライラしていた気持ちが治まり落ち着いてその後のプレーに集中できるようになります。
このように、受け取り方(B)を変えて感情(C)も切り替えることを「ビリーフ修正」と言います
ですから、同じ出来事(A)でも受け取り方(B)によって全く異なる感情(C)となるのです
今回はイライラしやすい気持ちを変えるという観点で試合での一例を挙げながら書かせていただきましたが、ABC理論を理解しビリーフ修正を行うことで不安な気持ちや落ち込んだ気持ちの時にも自分の感情をコントロールすることができるようになります。
自分自身の感情がコントロールできるようになることでテニスの上達や試合に勝つことなどにも結びついていくので、ぜひ皆さんも実践してみてくださいね
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