2011年アジアジュニアチャレンジカップ国別対抗戦
日本、インドに接戦の末負けて(準優勝)
緑ヶ丘テニスガーデン 中村吉人
東京都テニス協会の依頼で16歳以下男女上位4名を引率して2011年アジアジュニアチャレンジカップ国別対抗戦に8月29日~9月3日の日程で参加してきました。
大会は、シンガポールで開催され、日本チームはインド・シンガポール2チームの3チームと戦うことになりました。(フィリピンも参加予定でしたが急きょこれなくなったとのことです)
シンガポールは赤道直下に位置し気温は31度前後と真夏の日本と殆どかわらないのですが、湿度が高く、選手はいつも以上に汗をかき、グリップをしっかり持つこともままならない環境での試合となりました。対戦方法は男子シングルス2・シングルス2 男女ダブルス2 勝率が同じ場合は、ミックスダブルスをプロセットにて決着をつける方式で行われ、試合は、3セットマッチ、セットオール スーパータイブレークで進められました。
結果は、シンガポールAに4-1 シンガポールBに4-0で勝ち、最終戦インドと対戦しました。インド戦は6時間30分に及ぶ熱戦となりましたが、おしくも4–2で競い負け準優勝となりました。今回の対戦チームは思っていた以上に競技レベルが高く、好試合が沢山見られ選手強化として大きな成果を上げることができました。
選手は高温多湿のなか本当によく頑張ってくれました。5泊6日を通じて日本のチームワーク、チームスピリットが築けたかなと感じています。本当にお疲れ様でした。
日本選手の課題としては、海外の選手と比較すると体力的にどうしても劣る部分があり、同じようにプレーしていると不利な展開になります。この体力差をどのように補うかが勝つ為の要因となります。強い選手の特徴としてプレイゾーンをベースラインの近くやコートの中にとり、早いタイミングで相手コートにボールを返す工夫をしていることが上げられます。日本の選手は体力差を補うために、もっともっとネットの近くでボールを打つ習慣を身に付けることができるといいと感じました。
テニスはポジショニングが大切です。相手から時間を奪うことで優位に試合を進める事が出来るということを、これからも選手に伝えて行こうと強く思った遠征でした。
この海外遠征では、滞在期間中全てにおいてシンガポールICの方のサポートがとてもよく快適に過ごすことができました。試合や練習は勿論のこと、ウェルカムパーティや表彰式では、各国とのコミュニケーションの場をたくさん提供していただき選手間の絆ができているのを感じました。この計画を薦めていただいた日本ICの吉井さんや、大会をサポートしていただいたシンガポールICの役員の方に深く感謝いたします。今後もこの大会がより発展することを強く願っています。
・選 手 16歳以下 4名
恒松 拓未 大成高校1年
豊嶋 一樹 堀越高校1年 桜田倶楽部
岡村 恭香 富士見丘高校1年 ビッグK
中村 文香 富士見丘高校2年 ビッグK
—–