《ボールに回転をかける基本と応用》
前期は、ボールを打つタイミングをテーマに行いましたが, ボールコントロールの精度は上がりましたでしょうか?普段何気なく打っているショットもタイミングを意識するだけで、打つ時の集中度が上がりミスを抑えゲームに効果的なショットを打てるようになりますね。
さて、4月~5月期はボールに回転をかける基本と応用がテーマです。
ボールの回転の種類は、大きく分けてトップスピンとスライスがあります。
(トップスピン→ボールに順回転)(スライス→ボールに逆回転)を与えるショットのことをいいます。
今期は、回転のそれぞれのメリットとデメリットを知り試合に活かせるように練習しましょう。
トップスピンのメリット(ボールの回転により空気抵抗を受けて落ちる性質があります)
1.速いボールを安定して打つことができます。
2.高い軌道により高く弾むボールを打てるため、守りや崩しに使えます。
デメリット
1.ボールが浅く入ると、相手のチャンスボールになります。
2.低い打点と高すぎる打点からは、ボールコントロールが難しくなります。
スライスのメリット (ボールの逆回転によりバウンド後低い弾道となります)
1.ボールの回転により軌道が低くなるため、攻撃を防ぐことができます。
2.低い打点や高い打点でも自分の思うようにボールをコントロールして打つことができます。
3.アプローチからボレーへの移行がスムースにできます。
デメリット
1.ラケット面を、やや上に向けてボールをヒットするため、ボールが浮き相手に打ちやすいショットになることがあります。
2.滞空時間が長くなるため、相手に攻撃のきっかけを与えることになります。
このように回転のメリットとデメリットを理解することにより練習で注意するべきポイントや試合で使うべきショットや対策が決まってきます。
*練習のポイント
トップスピン 深くコントローする チャンスボールは速いボールで打つ。
スライス ネットの近くを低い軌道でボールをコントロールする。
(ボールが浮かない打ち方をマスターする)
中村吉人
—–