≪ショットの基本動作≫
錦織選手の活躍が止まりません。今年に入って昨年以上の活躍を見せていますね。
全豪ベスト8に始まり、アメリカ国際インドアテニス選手権ATP250では見事優勝して3連覇を達成しました。また次週行われたメキシコオープンATP500でもフェレールに負けたものの準優勝の成績を残しています。この結果、世界ランクも自己最高の4位まで上がりました。
錦織選手のプレーを見ていますと、不調の時でも我慢して勝利に結びつける試合が多くなりました。内容の悪い試合でも勝つということは、本当の実力がついている証拠ですね。
これからの活躍を更に期待したいと思います。
さて、錦織選手が強い要因は、アングルショットとストレートを武器に相手から時間を奪い攻撃できることです。この二つのショットはコートに甘く入ると相手にとってチャンスボールになるため危険なボールになりますが、錦織選手はこのショットの精度を高め優位に展開できるようにしています。
今期は基本動作を反復練習して効率よくポイントをとれるようにします。
基本動作の練習ポイント
1.ラケットワーク →攻めを速くします。
攻めの条件は打点を体の前にとることです。腕全体の動きを知り反復練習します。
2.ボディワーク →ショットの精度を上げます。
ショットの精度を上げるには、体に軸を感じてスイングすることが大切です。
3.フットワーク →ボールを打つタイミングがよくなります。
体の切り返しの動作を使うと、効率良くボールを打てるようになり攻めが速くなります。
4.打点を安定させる →打点にゾーンの意識を持つとショットが安定します。
テニスは打点で決まります。力が入るおヘソの仮想延長線上でボールを打ちましょう。
試合で結果を残せるように「課題」を持って練習しましょう。
中村吉人
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