≪ボールコントロール≫
錦織選手がリオデジャネイロで行われたオリンピックリで見事に
銅メダルを獲得しました。
この勝利は、日本のテニス界にとって大きな勝利となりました。
私達に勇気を与え、またジュニアには頑張れれば世界でも通用出来ることを証明してくれました。 本当にありがとうと言いたいですね。
ナダルとの銅メダルがかかった試合では、ファーストアップ、セカンドも5-2とリードして楽勝と思われた試合でしたが、そこから逆転されタイブレークでセットを奪われました。
ファイナルセットはナダルに流れがいきそうでしたが、運良くトイレットブレークで時間を作り気持ちを切り替えて勝ってくれました。さらに進化した錦織選手をみたような試合でした。
今回の錦織選手のように、リードして挽回されるケースは本当に良く試合で見られます。 皆さんもマッチポイントを取ってから、負けている選手を沢山見てきていると思います。
この状況を分析しますと、終盤になると勝っている選手は、勝ちを意識して身体に力が入りボールが飛ばなくなります。逆に負けている選手は、勝負を諦めかけた時に肩の力が抜けて素晴らしいボールを打てるようになることが多く見られます。ボールの質的に逆転するわけですね。
このことを踏まえて、リードしている時は、マッチポイントを取るまでは冷静に自分を見つめプレイしましょう。挽回されてもこの状況は普通あり得ることだと考えて、錦織選手の今回のナダルとの試合のように、次のことを考え全力投球し結果を出せるようにしましょう。
今期は、緊張した場面でボールコントロールしてポイントを重ねる練習を行います。
◎緊張した場面でボールコントロールする方法
○ 呼吸法で筋肉をリラックスすることを習慣化する。
○普段使っている体の動きをフォームに取り入れる。
○緊張した場面を想定して試合と同じように 集中して練習する。
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