≪フットワーク≫
昨年、和歌山国体に東京都代表で出場して3位になった、加藤慧が10月行われた全日本選手権に初デビユーしました。残念ながら1回戦で負けてしまいましたが、予選を2回勝ち抜き、本戦に上がれたことは立派でした。
敗因は自分からエースを獲ろうとして攻めが1本調子になったことでした。スピードのあるボールは誰よりも多く打っているのですが、大切な場面でポイントにつながりません。
試合を制するには回転の掛かったパワーのある繋ぎのボールが必要となります。
速いボールを使いすぎると相手から時間を奪われてしましますね。緩急を使った攻めができると更に上位を狙えると思いますので、これからも期待したいと思います。
このように、試合で負ける時の多くの原因は、攻めか守りかの一本調子になってしまうことが多いようです。
このようなことを踏まえ、今期はフットワークを使い効果的にポイントをとる練習を行います。
具体的に説明しますと、相手にワイドに振られた場合は、あわてずにトップスピンやスライス回転を掛けて時間を稼ぎ戻る時間をつくります。また、ボールが中央に集まってきた場合は、コートの中に入って、相手から時間を奪うことを考えてプレイするといいでしょう。
相手が打ったボールに素早く反応するフットワークと打つ習慣を身に付けることが大切です。
① ボールを打つ為の準備
相手が打つと同時に動きだし打点を調整します。
課題 (スプリットステップからダッシュ タイミングが大切です)
② ボールを打つフットワーク
バランスを崩さないように状況により球種や遠近のフットワークを使い分けます。
課題 (体のひねり戻しを理解する)
③ リカバリーのフットワーク
打ったボールを追いながら適切なポジションに移動します。
課題 (ブレーキステップ。戻る位置の確認)
④ フォーメーション
相手の返球可能な範囲の中心を守りプレッシャーをかけるための動きをとる。
課題 (相手の位置から次のボールを予測してポジションを変える)
—–