こんにちは!コーチの野中です。
良いショットというのは、ただ強くて速いボールに限定されるわけではありません。
プロの選手も全てが強打という訳ではなく、球種・弾道・スピードに変化を加えながらゲームを組み立てていきます。これはいわば、どう打たせるか、どんなボールが欲しいかということになります。
つまり、常に次の一手を考えてプレーをしているのです。
例えば、ディフェンスの場面では、どのようなボールを打てばその場をしのげ、次に少しでも有利なボールを作れるのか、オフェンスの場面では、もし相手が返球してきたとしても、さらにチャンスボールが来るようなシチュエーションを作れるのかを考えて打つと、プロ選手のように相手との駆け引きでゲームを進めることができます。
ショットの良し悪しでテニスをすると、調子の良い時は勝てますが、悪い時は負けることになります。
そうなると勝敗に波が出てしまい、安定感がなくなります。
勝つための選手というのは、調子が悪い時でも状況に合わせてプレーでき、厳しい状況でも勝利へと繋げていけます。
その安定感は違います。
皆さんも広い視野でプレーし、引き出しを増やしていき、どんな状況でも勝利へ向かえるように思考を働かせてみてください。
ゲームはさらに楽しくなりますよ!