こんにちは。 加藤克也です
久しぶりのブログ更新です
最近、市川コーチの後を受けて、強化Bジュニアのレッスンを
している為、超多忙な毎日を送っております。
でも、子ども達を教えることは、とても楽しく,自分のために
なる事もたくさんあり、やりがいがあります。
そんな中、本屋さんで、気になる本を見つけたので紹介します。
「 少年スポーツ ダメな指導者 バカな親 」
これは、「 正に俺のことだー 」 と思いました。
この著者はサッカーの指導者なのですが、スポーツジャーナリストとして、
各方面で活躍されている方です。
この本の内容全部が私に色々考えさせられることばかりなのですが、
その中でも、特に気になった文章は、
「 スポーツは勝敗を競い合う行為です。スポーツに参加する人は誰でも
勝利を念じ、勝利を目指して全力を尽くします。スポーツで勝利を目
指すこと自体は、人の自然な行為です。ところが、スポーツに深く入
り込むほど、人は時として、勝つためには手段を選ばずという考え方
に毒されてしまうことがあります。その結果、人としてあるべき姿を
忘れ、ただひたすら「勝利」「結果」に固執する醜い姿をさらしてしま
います・・・」
最近というか、もう随分前からジュニアの試合でも、試合態度やマナー
の悪さが、テニス協会や雑誌、学校関係者から提言されています。
勝ちたいがゆえに、あきらかにセーフをアウトと言ったり、その逆に
アウトと言っているのに、今の入っていませんでしたか、と必要以上に
抗議したり・・・。相手を威嚇するような言葉や態度、ボールを
ぶつけたり、どこかに打ってしまったり・・・。
悲しいことにあげたらきりがありません。
その原因をつくっているのは、本当はそれを注意すべき指導者であり
親の責任が一番かなと思います。
子どもには、まだまだ自分では判断できない事がいっぱいあります。
それを良い方向に手助けしてあげるのが、良い指導者であり、親の
仕事だと思います。
勝つ事も、もちろん大切ですが、相手を尊敬したり、気遣ったり、
感謝することの方が、将来どれぐらい大切か。
今だけを見るのではなく、その先にあるものをしっかり伝えられる
指導者であり親でありたいと思います。
加藤克也
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