スタッフブログ。

フォーメーション

帽子は浅めにかぶります。 中村吉人です。




9月14日~9月16日に有明コロシアムにてイスラエルを相手に


デビスカップワールドグループ入替戦が行われました。


2勝2敗でむかえた最終日、勝敗の行方は添田選手のシングルスに

ゆだねられましたが、結局1-3で負けてしまいました。



今回の対戦でキーとなったのは1勝1敗の後に行われたダブルスです。


日本の伊藤・杉田ペアは、ファーストセットを7-5で先取したものの、


2セット目からは3-6、3-6、1-6と簡単に取られてしまいました。



ファーストセットで効果をみせた「2バック戦法」が、セカンドセット以降、


簡単に粉砕されていました。


日本はもっとネットを取って攻撃的にいくべきでしたね。


結果、この負けが最後まで日本に響いてしまったように思います。



ダブルスは、いかにネットを取ってプレーするかが大切ということです。



さて、このような事を踏まえて、10月11月期のテーマはフォーメーションにしました。


ダブルスのフォーメーションにおいて、相手からのプレッシャーを受けるのは、皆さんも


ご存じの通り、ネットに2人詰められた「2アップ」の状態ですね。


相手に2アップされ、完璧な陣形をとられたら、ストロークやボレーで抜くのは


至難の業です。



なので、今期はサーブリターンからネットダッシュして、2アップの状態で


プレーする習慣を身につけましょう。


2アップの習慣がついたら、次はチームワークで優位な箇所にボールを集めることを


目標にプレーすると、格段にポイント獲得率が上がります。



逆にポイントを取られやすい陣形は雁行陣です。


ペアが前後に位置しているため、相手からすると打つ場所が多く、しかも多彩な


ショットを使うことができてしまいます。


雁行陣でプレーする時は、相手に攻撃される前に先手を打つことが必要です。


ストレートアタックや、ペアとの連携を上手く使いポイントを取れるように練習しましょう。



今期の目標

1.アプローチショットの精度を高める(サービスダッシュ、リターンダッシュ、ロブアプローチ) 

2.ネットに2アップし、優位なコースに返球する(ボレー、スマッシュのコース選択)

3.雁行陣で並行陣を崩しポイントを取る(早めに攻める習慣を作る)


緑ヶ丘テニスガーデン

緑ヶ丘テニスガーデン


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ボールに回転をかける基本と応用

             《ボールに回転をかける基本と応用》

前期は、ボールを打つタイミングをテーマに行いましたが, ボールコントロールの精度は上がりましたでしょうか?普段何気なく打っているショットもタイミングを意識するだけで、打つ時の集中度が上がりミスを抑えゲームに効果的なショットを打てるようになりますね。

さて、4月~5月期はボールに回転をかける基本と応用がテーマです。
ボールの回転の種類は、大きく分けてトップスピンとスライスがあります。
(トップスピン→ボールに順回転)(スライス→ボールに逆回転)を与えるショットのことをいいます。
今期は、回転のそれぞれのメリットとデメリットを知り試合に活かせるように練習しましょう。

トップスピンのメリット(ボールの回転により空気抵抗を受けて落ちる性質があります)
  1.速いボールを安定して打つことができます。
  2.高い軌道により高く弾むボールを打てるため、守りや崩しに使えます。
 デメリット  
  1.ボールが浅く入ると、相手のチャンスボールになります。
  2.低い打点と高すぎる打点からは、ボールコントロールが難しくなります。

スライスのメリット (ボールの逆回転によりバウンド後低い弾道となります)
  1.ボールの回転により軌道が低くなるため、攻撃を防ぐことができます。
  2.低い打点や高い打点でも自分の思うようにボールをコントロールして打つことができます。
  3.アプローチからボレーへの移行がスムースにできます。
 デメリット
  1.ラケット面を、やや上に向けてボールをヒットするため、ボールが浮き相手に打ちやすいショットになることがあります。
  2.滞空時間が長くなるため、相手に攻撃のきっかけを与えることになります。

 このように回転のメリットとデメリットを理解することにより練習で注意するべきポイントや試合で使うべきショットや対策が決まってきます。

*練習のポイント
  トップスピン  深くコントローする チャンスボールは速いボールで打つ。 

  スライス    ネットの近くを低い軌道でボールをコントロールする。
            (ボールが浮かない打ち方をマスターする)

                                          中村吉人

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ボールを打つタイミング

≪ボールを打つタイミング≫

        

前期は、ショット別のフットワークをテーマにレッスンしました。上級クラスでは、ジャックナイフや錦織選手がよく使うエアーKにも挑戦していただきましたが、上手に打てるようになりましたでしょうか。このような試合で使うことのないフットワークでも、体の切り返しが入っている練習をしますとフォームの改善ができます。すべてのショットが相乗効果によりよくなりますので、今後も練習してくださいね。

さて、2月~3月期のレッスンは、[ボールを打つタイミング]をテーマに行います。

テニスの上達は、「インパクトを安定させる」ことが最も大切だといわれています。

「インパクトを安定させる」こととは、自分のイメージした通りのボールを何本でも打てるように、打点の位置を一定にして打つ瞬間に狂いがないようにすることです。

相手は試合になるとインパクトを安定させないように色々な手段で、ミスを誘うようなプレーをしてきます。たとえば、トップスピンやスライスなどの(回転)や、緩急を使った展開(時間)で打つタイミングを奪おうとします。このように相手はポイントを取るためにミスをおかす条件を探し様々なプレーを試みてくるわけです。

今期は、相手の多種多様な戦法に対応できるように、基本を強化してショット別にタイミング良くボールを打てるようにしましょう。

全豪オープンでベスト8に進出して活躍を見せた錦織選手は、体幹を強化してバランスの崩れない体にして試合に臨んだそうです。彼の打球動作を見ると、頭の上にリンゴを乗せてプレーしてもリンゴは落ちなにのではとないかと思うぐらいに頭は動きませんね。

バランスの良いフォームは、打点の位置が腰からの距離間で調整されるためラケット面を打点にコントロールすることが可能となります。

身体のバランスに心掛けることがインパクトを安定させ自分のイメージ通りのボールを打つことにつながります。

インパクトを安定させタイミングよく打つためには、次の3つの点に心掛けプレーすることが大切です。

1. テイクバックを早くして、打点に素早く移動すること。

2. ラケットを正確にインパクトゾーンに振ること。

3. ボールを見てリズムよく打つこと。

今期は、錦織選手のようにタイミング良くボールを打てるようにしましょう。  



                                        中村吉人

10月~11月のレッスンテーマ

      フォーメーション

前期は、ネットプレーの強化おこないましたが、上手に攻めることができるようになりましたでしょうか?

ショットの技術を進化させるためには、前回記載しました3つのワーク 

①ラケットワーク ②ボディワーク ③フットワークに注目して練習すると上達が早くなります。今後も意識して練習しましょう。

さて、今期はフォーメーションがテーマです。

生徒さんに今の課題は何ですかと質問しますと、フォーメーションがわからないので教えてほしいという意見が多く聞かれます。基本的な守りや動きはレッスンで聞いているので理解しているようですが、実際試合を行うと動きに自信を持てなく失点しているようです。今回は試合で動けるように、テーマごとに反復練習し即体で反応できるようにます。

ダブルスのフォーメーションは、二人ですきのない陣形を作り、相手にプレシャーを与えポイントを効果的にとるための手段です。この時のペアーの動きは、前衛と後衛に分かれそれぞれ役割があります。前に位置する前衛が攻めと守りを理解して、積極的に前後左右に動きをとることで、相手にプレッシャーを与えチャンスボールを決めたり、相手のウイニングショットをブロックボレーで返球することができ、試合を優位に進めることができます。

後衛は、ネットから離れてプレーするためにチャンスボールを作る役割だと思いプレーしましょう。センターセオリーを理解するといですよ。

コート上では、サッカーのフリーキックのイメージを持ってプレーすると判断がよくなります。ゴールキーパーは守備範囲をしっかりキープしながら相手のシュートを予測して積極的に動き相手のシュートをセーブしようとします。

ボールを蹴るキッカーは、間をとりキーパーの動きをみて逆を付くようにシュートしたりキーパーが取れない位置に蹴ろうとします。お互いに相手の意思を読み予測してプレーしますね。テニスの動きも相手の意思や習慣を見抜いて素早く反応できるようにプレーすることが大切です。

今期は、前衛の動きに注目して効果的にポイント取れるようにしましょうね

中村吉人

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ICアジアジュニアチャレンジカップ国別対抗戦に参加してきました


2011年アジアジュニアチャレンジカップ国別対抗戦

日本、インドに接戦の末負けて(準優勝)

緑ヶ丘テニスガーデン  中村吉人

東京都テニス協会の依頼で16歳以下男女上位4名を引率して2011年アジアジュニアチャレンジカップ国別対抗戦に829日~93日の日程で参加してきました。

大会は、シンガポールで開催され、日本チームはインド・シンガポール2チームの3チームと戦うことになりました。(フィリピンも参加予定でしたが急きょこれなくなったとのことです)

シンガポールは赤道直下に位置し気温は31度前後と真夏の日本と殆どかわらないのですが、湿度が高く、選手はいつも以上に汗をかき、グリップをしっかり持つこともままならない環境での試合となりました。対戦方法は男子シングルス2・シングルス2 男女ダブルス2 勝率が同じ場合は、ミックスダブルスをプロセットにて決着をつける方式で行われ、試合は、3セットマッチ、セットオール スーパータイブレークで進められました。

結果は、シンガポールAに4-1 シンガポールBに4-0で勝ち、最終戦インドと対戦しました。インド戦は6時間30分に及ぶ熱戦となりましたが、おしくも42で競い負け準優勝となりました。今回の対戦チームは思っていた以上に競技レベルが高く、好試合が沢山見られ選手強化として大きな成果を上げることができました。

選手は高温多湿のなか本当によく頑張ってくれました。5泊6日を通じて日本のチームワーク、チームスピリットが築けたかなと感じています。本当にお疲れ様でした。


日本選手の課題としては、海外の選手と比較すると体力的にどうしても劣る部分があり、同じようにプレーしていると不利な展開になります。この体力差をどのように補うかが勝つ為の要因となります。強い選手の特徴としてプレイゾーンをベースラインの近くやコートの中にとり、早いタイミングで相手コートにボールを返す工夫をしていることが上げられます。日本の選手は体力差を補うために、もっともっとネットの近くでボールを打つ習慣を身に付けることができるといいと感じました。

テニスはポジショニングが大切です。相手から時間を奪うことで優位に試合を進める事が出来るということを、これからも選手に伝えて行こうと強く思った遠征でした。


この海外遠征では、滞在期間中全てにおいてシンガポールICの方のサポートがとてもよく快適に過ごすことができました。試合や練習は勿論のこと、ウェルカムパーティや表彰式では、各国とのコミュニケーションの場をたくさん提供していただき選手間の絆ができているのを感じました。この計画を薦めていただいた日本ICの吉井さんや、大会をサポートしていただいたシンガポールICの役員の方に深く感謝いたします。今後もこの大会がより発展することを強く願っています。
緑ヶ丘テニスガーデン-日本チーム

・選  手   16歳以下 4
  恒松 拓未     大成高校1年       

   豊嶋 一樹     堀越高校1年       桜田倶楽部

岡村 恭香     富士見丘高校1年    ビッグK

中村 文香     富士見丘高校2年    ビッグK



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