≪苦手ショットを克服する≫
日本の男子で最近ひそかに活躍を見せているのが杉田祐一選手ですね。ウインブルドンの前週に行われたアンタルヤ・オープン(ATP250)で見事優勝、ATPツアー初優勝を果たしました。
この優勝で世界ランクも45位以内に入り日本人歴代2位のランクとなるそうです。 杉田選手は、身長174センチと海外の選手と比べると小柄ですが錦織選手同様に攻撃のテンポが速く、ショットの精度が高いのが勝てる要因となっています。
日本人も質の高いテニスを身に付けると世界上位に成れることを証明してくれています。28歳と遅咲きではありますが、努力の天才に目が離せませません。
これからも応援していきたいと思います。
さて、今期は『苦手ショットの克服』がテーマになります。
ミスを犯す大きな原因は、打点の位置の調整が悪く打つリズムが合わないことにあります。
まずは、苦手なショットをコーチに相談にしてラケットワーク、ボディワーク、フットワークの動きを理解して下さい。そして、打点を安定させリズムよく打てるように反復練習しましょう。
リズムよく打つコツは、呼吸に注意を向けることです。
下記の(逆腹式呼吸法)を訓練してボールを打つ際に息を吐きながら打ちましょう。
① 腹式呼吸→お腹に空気を入れて膨らませ、お腹をへこませながら息を吐く動作を5~10回繰り返し空気の出入りに注意を向ける。
② その後、逆腹式呼吸に切り替える。→息を吸い胸に空気を入れ膨らませ、息を吐くときにお腹を膨らませる。5~10回繰り返します。息を吐くときにお腹(丹田)に力が入る感覚をみに付けます。
③ この、感覚と動作を覚え自然に行えるようにします。そして、ボールを打つ時にあわせ息を吐きお腹を膨らませてボールを打ちます。
チェックポイント
動作
1.ラケットワーク・フットワーク・ボディワークの三位一体となっているか
2.打点の位置の安定
3.ボールを打つタイミングと球種の選択(トップスピン、スライス、サイトスピン)
(ボール軸を意識して回転を掛ける)
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