トップスピン・スライスのラケットワークを理解する
サーブで優位に展開するためには、球種・コースを変えて相手にベストショットでリターンさせないことが大切です。
トップスピンとスライスの回転の掛け方を理解して球種やコースを変えて打てるようにしましょう。
スピンとスライスは基本的には同じようにスイングしますが、ボールをヒットする体の向きにより回転が変わります。
体が横を向いてボールをコンタクトするとボールは縦回転が強くなりトップスピンとなります。
逆に体が正面を向くと前にラケットは振れるのでボールは横回転がかかりスライス回転となります。この体の向きとコースの打ち分けにより相手からミスショットを誘いだすことが大切となります。
×トスの位置を変えて打つと相手に球種を予測される原因となりますのでトスは一定の位置の上げて打つように工夫しましょう。
球種の打ち分けは体の向きにあることに気が付きましたらサーブでは相手にタイミングが合わないように少しずつ回転やコースを変えて打てるようにしましょう。
Point
- トップスピンとスライスのスイング動作は、ほとんど一緒です。体の向きの調整で回転が変化することを理解しましょう。
- トスは一定の位置の上げて回転を変えて打てるようにしましょう。
セカンドサーブでコースを狙えるように強化する
セカンドサーブで一番の障害になっているのがネットの高さです。ネットのセンターベルトの高さはセンターが0.914mでポストの高さが1.07mあり高さにすると約15センチの差があります。センターは狙いやすくワイドは難しくなります。
ネットの低いセンターや相手の位置に近いサーブですと、相手は反応重視でタイミングを合わせ自由に打つ位置を変えてボールを返球できるので自然にレシーブサイドが有利となります。
ワイドサーブ、コートの外に逃げるサーブを身に付けることで打つ範囲が広がります。打てる範囲が広くなると相手は手を伸ばしただけでは返球できないために、コースを予測して動いて返球することとなります。また、ワイドサーブでコートの外に追い出されるためにオープンコートができて次の攻撃のパターンの選択肢が増えます。
相手の予測をはずすようにセンター、ボディ、ワイドにボールをコントロールすることで、その後の展開がサーバー支配となりポイントを取りやすくなります。
この、『ワイドサーブ』をセカンドサーブで打てるようにすることがサーバーを有利に展開するポイントとなります。
ワイドに打つほどネットの高いところを狙い、ネットを超えてから短い距離でコントロールする必要があり難しくなりますが、コツを押さえ練習することで確率が上がります。
スピードを落とし入れるサーブは、相手のチャンスボールとなるためにサーブキープが難しくなります。